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カウントダウン13日め

~ 想い出 ~
昨日はAさんと中村の話をたくさんした。
彼女は彼の担任の生徒ではなかったが、放送部

で
中村が放送部の顧問だったそうだ。
私が前から理解できていなかったのは
なぜ
思春期の子どもたち(特に女の子)が
どうひいき目に見ても決して憧れの存在ではありえない中村を
あんなに慕ってくれたのかだったが(よしさんゴメンね

)
彼女の話を聞いて
少しわかった気がした

中学校の美術教師だった彼は
水泳部の顧問もしていたが
兼任で放送部の顧問になってからのハリキリ様はハンパではなく
自分がいかに周到にコンクールの入選に策をめぐらせているか
自慢げに話していたものだ。
私は彼の朗読の力量をよく知っていたので

彼の指導はかなり疑わしかったが
初戦は敗退したものの
3年めくらいだろうか?
彼の策が功を奏したかどうかは定かではないが
見事入選したと

興奮して帰宅したのを覚えている・・・
そんな中村の熱い指導につきあわされる生徒さんは
どんなに大変だろうと
いったん走り出すと止まらない彼の性格を思い知っている私は
心配したものだが
その時の気の毒な生徒さんがAさんだったらしい
「よくついてきてくれたネ

」
心から感心して言った私に
彼女はあっさり答えた
「中村先生が一生懸命なのみてたら、
じゃあつきあってあげようかな?って感じで乗せられたんです」
多分彼は
他人を意図的に乗せるような
器用なことをできる人間ではなかったが
あまりの熱意に圧倒されて
気がつけば彼の言うとおりになっているのは
よくよく理解できる

5年前の個展では
彼の授業でつくった作品をたくさん展示した
回転木馬

恐竜
Tシャツ

カンカラ三味線・カード 他…
専門の絵はほとんどなく
個展に来てくれた卒業生の
「先生、 絵描けたんや

」
という言葉に思わず苦笑いしてしまったものだ
「絵は描かせても捨ててしまうことが多いから
家で飾れるものを作らせたいねん」
授業で作らせる教材については
彼の思いは一貫していたようだった
今日は
レセプションで使う資料を渡しにIちゃんの職場にお邪魔したり
昨日の打合せの修正を

したり・・・
私の個展開催を
たくさんのみなさんがブログやお店で広報してくださっている

みなさんの応援に少しでも応えられるよう
頑張らなくっちゃ

カウントダウン13日め
彼のエピソードを
「想い出」と思えるようになった自分を
意外に思う別の自分がいる・・・
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