個展開催までの カウントダウン 40日間 カウントダウン28日め

個展開催までの カウントダウン 40日間

絵は観るだけが好きだった私が、個展を開催するまでの奮闘記

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カウントダウン28日め

カウントダウン28日め

~ 時計の止まった日 ~

 2005年9月21日早朝6時過ぎ

 いつも私より先に起きて、朝風呂にゆっくり入り

 コーヒーをたてて

 私を起こしてくれる彼が

 なかなか起こしに来てくれなかった。。。


 私は既に目が覚めていたが

 ベッドの中で彼を待っていた

 10分くらいだったか

 毎朝彼のお弁当をつくっていた私にはタイムリミットがあったので

 「どしたのかな?

  どうせ長風呂かビデオ録画のセットに夢中になっているんだろう」

 くらいのとっても軽い気持ちで

 しぶしぶ起きた。

 
 そして、

 テレビの前でうつぶせに倒れこんでいる

 中村を見つけた。。。


 ただごとでない様子に

 彼の名前を呼んで

 あおむけに起こした。


 少し赤黒く変色した見たこともない彼の顔に息をのみ

 あわてて119番に電話した


 彼の様子を伝えると

 電話越しの声が

 「息はありますか?」と言った


 「ないわけないじゃない!」

 と思って彼の顔に近づいたが

 息をしている気配はなかった・・・

 
 人口呼吸なども電話の指示に従いしてみたが

 そんな次元では再び息をしてくれる気配はなかった


 15分くらいか

 到着した救急隊の方々が手早く応急処置を行ない

 ドラマで見たような

 電気ショックの機械をつけられ

 何度ショックを与えられても

 彼の心臓は再び動いてくれなかった


 それから

 救急車で近くの大病院に運び込まれた


 状況は変わらず・・・


 1時間以上経って

 やっと病院の救急室に入れてもらえた私は

 医師から最後通告を聞いた

 
 原因を調べてもらうため

 CTスキャンを強引にとってもらい

 クモ膜下出血により脳幹から大量出血し

 心臓麻痺を起こしたと説明された


  
 病院に母と彼の両親と呼び

 たくさんの手続きや警察とやりとりがあった後

 彼と再び会えたのは

 夕方のことだった

 
 
 すっかり冷たくなって、顔回りにドライアイスを置かれてしまった彼は

 朝見た赤黒い顔ではなく

 まるで眠っているように安らかだった・・・


 


 人間があんなに簡単に亡くなってしまうなんて

 初めて知った

 
 その後は
 
 すべてが

 他人事のように

 流れていった


 そして

 それからおそらく3年近く

 彼の死を

 頭ではわかっていても

 ちゃんと受け入れられない私の心との葛藤が始まった


 2005年9月21日を私は一生忘れられないだろう


 私の時計が止まった日


 カウントダウン28日め


 早朝に響く救急車のサイレンに


 久しぶりにあの日を思い出した日

  

 


 

 


 
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